フランチャイズでの開業だからといって特別な制限はなく、基本的に開業時に利用できる補助金を利用できます。代表的なものが以下の3つになります。
小規模事業者持続化補助金は、開業届を提出している小規模事業者が、販路開拓や生産性向上のために必要な経費を一部補助する制度です。販路開拓を行なううえで指導や助言を受けられます。管轄の商工会や商工会議所から助言を受けて、事業支援計画書を作成するので、初心者でも申請しやすい補助金になっています。
申請の流れは、「経営計画書」と「補助事業計画書」を作成し、商工会議所窓口に写しを提出して「事業支援計画書」を発行してもらい、受付締切までに必要な書類を補助金事務局に提出するというもの。
販路開拓のために自社にとって新たな取り組みをする場合に申請が認められるため、商品やサービスの新規性を提示する必要があります。通常枠では補助率は3分の2以内で、補助上限額が50万円までです。
参照元:小規模事業者持続化補助金(https://r3.jizokukahojokin.info/#reporta01)
日本国内に本社や補助事業の実施場所をもつ中小企業や小規模事業者、個人事業主などを対象に設けられている補助金です。「通常枠」と「低感染リスク型ビジネス枠」の2種類があり、中小企業の場合は通常枠で補助率2分の1、低感染リスク型ビジネス枠で補助率3分の2。最大1,000万円の補助が受けられます。
いくつか用件があるので、詳細は公式サイトでご確認ください。申請書類を作成し、ものづくり補助金事務局サポートセンターに提出します。補助金を利用して生産性を向上させることをアピールすることがポイントになります。
参照元:ものづくり補助事業(https://portal.monodukuri-hojo.jp/index.html)
事業再構築補助金は、新型コロナウイルスの影響で経営が落ち込む企業が、事業を再構築するための制度です。建物の建築費や改修費、機械装置やシステム構築費、技術導入費や広告宣伝費、研修費などが補助対象となります。フランチャイズに加盟する際の加盟金は、補助対象とならないのでご注意ください。
通常枠は従業員数が20人以下の場合、補助金額が100~2,000万円までで、補助率は中小企業で3分の2までとなっています。6,000万円を超える部分は補助率2分の1で交付されます。
参照元:事業再構築補助金(https://jigyou-saikouchiku.go.jp/)
フランチャイズの加盟に関しては各社詳細を掲載していないケースが多く、資料請求で情報を開示しているところがほとんどです。開業にいくらかかり、どのくらい補助金でカバーできるのか、詳しく知りたい方は各社の資料請求をしてみましょう。
コロナ禍はもちろん、落ち着いた後も物価・人件費高騰により、飲食店業界は大きな影響を受けています。近年、テイクアウト店や専門店など、オペレーションが簡単なフランチャイズが流行りですが、市場の変化に影響されず、長く愛される飲食店にしたいなら、ぜひレストランフランチャイズを検討してみてください。
本サイトでは、激しい市場変化の中でも業績を伸ばしているレストランフランチャイズ本部を紹介。その中から、自社の事業計画に合わせてフランチャイズ本部を選択できるようにしていますので、ぜひ参考にしてみてください。
レストランフランチャイズ本部54社を調査したところ、コロナ禍でも業績を伸ばしていると記載があった(2023年12月時点の調査)のはたった3社でした。
この3社は業態が大きく異なるため、自社の事業戦略に適したフランチャイズ本部を選びましょう。
“売れる仕掛け”で
競合と差別化を図るなら
カジュアルイタリアンであるVANSANは、「低価格×お洒落」をコンセプトにし30代前半の女性やファミリー層から高い支持を得ています。 繰り返し来店することを促すリピート戦略を確立しており、季節ごとに新メニューやSNSでの話題性を高める「乗せ放題サービス」など、目を引くマーケティング戦略を展開しています。
この結果、2020年から2023年にかけての経済困難期でも売上成長率は261%に達し、店舗の拡大を続けています。
加盟金 | 330万円(税込) |
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保証金 | 100万円 |
店舗数 | 80店舗(2023年12月時点) |
既存店舗を活かしつつ
メニューを展開するなら
BIGOLIは、メニューのみをフランチャイズとして提供する「メニューライセンス」を提供しており、初期費用を大きく抑えて加盟が可能です。このライセンスは、保証金やロイヤリティの負担が一切ないため、既存の飲食店がそのままBIGOLIのメニューを導入し、ビジネスとして展開することが可能です。
特にコロナ禍で収益が減少した店舗がランチタイムの戦略として導入し、業績回復を果たした例も見られます。
初期費用 | 140万~200万(税不明) |
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保証金 | 記載なし |
店舗数 | 22店舗(2023年12月時点) |
流行に合わせた店舗展開で
幅広く集客するなら
焼肉くるとんは、豊富な野菜で肉を包んで楽しむというコンセプトの韓国料理店です。 インフルエンサーを起用したSNS戦略による集客も実現可能としています。また、お子様メニューやデザート、豊富なドリンクを取り揃えており、幅広いターゲット層の獲得に繋がっています。
韓国ブームは「第5次韓流ブーム」と言われるほど根強く、流行りに合わせた店舗展開で、早期の売上アップを見込めます。
加盟金 | 記載なし |
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保証金 | 記載なし |
店舗数 | 5店舗(2023年12月時点) |
2023年9月22日時点、Google検索にて「レストラン フランチャイズ」と検索し、表示された54社を調査。フランチャイズ事業の業績がアップしたと記載があった(2023年12月調査時点)フランチャイズ本部は3社のみでした。