飲食店での開業にあたり、注意しなくてはならないのが原価率です。一般的に、飲食店の原価率は30%と言われています。しかし、一口に和食料理と言っても、懐石料理から鍋、丼、定食などその種類はさまざま。業態ごとに原価・人件費・経費などの割合が異なるため、一律に30%にこだわると、必要以上に食材がグレードダウンして、商品の質や顧客満足度が下がってしまうかもしれません。
和食料理はどの種類でも比較的人気が高く、日本人に馴染み深いジャンルです。特別な日だけでなく毎日の食事で食べたいと感じる人が多い上、近年では外国人観光客にも多く利用されています。自店舗の業態と適正な原価率をよく把握した上で、適正な原価率を設定しましょう。
和食料理のメリットは、根強い人気がある点です。マイボスコムが2022年11月01日~11月05日に調査した結果によると、全国の10代~70代の男女9,805名のうち、61.7%が「和食が大好き」と回答。「どちらかといえば好き」という回答も合わせると約90%の人が和食を好きだと回答しています。※1
さまざまな国籍の料理の中でも、和食料理は安定した人気を誇っています。日本人にとって親しみやすい食材のため、一定以上の集客を見込める可能性が高いでしょう。
デメリットはライバルが多いことです。日本にある飲食店の中でも、和食料理を扱っているお店は非常に多くあります。ただでさえ競争率の高い飲食業界の中で、ライバルの多い和食を選ぶのであれば、ほかのお店にはない独自性をいかに打ち出していくかがポイントになります。栄養バランスや食材へのこだわり、面白いコンセプトなど、独自の戦略を取り入れているフランチャイズをチェックしてみてください。
コロナ禍はもちろん、落ち着いた後も物価・人件費高騰により、飲食店業界は大きな影響を受けています。業績悪化に悩まされる飲食店が多い一方、多彩な集客戦略で売上を伸ばし続けている飲食店も存在します。
レストランのフランチャイズを成功させるには、市場変化に応じて柔軟な戦略を立て、事業を拡大し続けられるかがカギ。
本サイトでは、激しい市場変化の中でも業績を伸ばしているレストランフランチャイズ本部を紹介。その中から、自社の事業計画に合わせてフランチャイズ本部を選択できるようにしていますので、ぜひ参考にしてみてください。
2023年9月22日時点、Google検索にて「レストラン フランチャイズ」と検索し、表示された54社を調査。和食料理を提供している店舗をピックアップしています。
日本全国に「ほっともっと」などを展開する株式会社プレナスが手がける、定食や丼物を中心とした外食チェーンストアです。建物や設備を全て用意し、オーナーに貸与する「ユニットFC制度」を採用。このため、約880万円と低コストで開業することが可能です。
加盟金 | 550万円(税込)※1店舗目の場合 |
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ロイヤリティ | 2~6%(税抜)※店舗により異なる |
保証金 | 220万円 |
その他、詳細は要問合せ。
甲羅本店は、蟹と季節の食材を提供する和風料理のフランチャイズチェーン。テーブル席のほか、座敷や掘りごたつを用意して、家族の集まりや宴会など特別な日に集まる場を提供しています。
慶事・法事・宴会といった具合に利用目的に応じて温かみのあるおもてなしをすることで、競合との差別化を図ります。
加盟金 | 550万円(税込)※1店舗目の場合 |
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ロイヤリティ | 2~6%(税抜)※店舗により異なる |
加盟金 | 550万円 |
保証金 | 200万円 |
ロイヤリティ | 2.5%/td> |
その他、詳細は要問合せ。
旬菜食健ひな野は、健康に気を遣った旬の食材を提供するフランチャイズチェーン。ビュッフェ方式を採用しているので、量やコストパフォーマンスを求めるファミリー層を集客できます。
また、毎月季節の食材を使用した料理10品前後を新メニューとして提供しているので飽きが来ず、リピート客の増大を目指せるのが魅力です。加盟金 | 500万円 |
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ロイヤリティ | 300万円 |
保証金 | 要問合せ |
その他、詳細は要問合せ。
注文が入ってから調理し、出来立てを提供することにこだわりのある大戸屋。 調理時間を短縮できるよう、大根おろし機やかつお節削り機、独自開発された炭焼きグリラーなどを導入して安定した美味しさをスピーディーに提供できるような仕組みとなっています。
新たな調理器具の開発にも積極的に取り組んで常にサービス向上に努めています。
加盟金 | 400万円(税不明) |
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ロイヤリティ | 425,000円 |
保証金 | 120万円 |
その他、詳細は要問合せ。
しんぱち食堂は、焼き魚定食のフランチャイズチェーン。炭で魚を焼いて、みそ汁とご飯で提供するスタイルのため、作業を簡素化できます。食堂として普段の食事を提供しているので、コロナ禍のような社会変化が起きた際にも影響を受けにくくなっています。
回転率も速く、初期投資の早い回収が期待できるでしょう。
加盟金 | 300万円 |
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ロイヤリティ | 3% |
保証金 | 要問い合わせ |
その他、詳細は要問合せ。
レストランフランチャイズ本部54社を調査したところ、コロナ禍でも業績を伸ばしていると記載があった(2023年12月時点の調査)のはたった3社でした。
この3社は業態が大きく異なるため、自社の事業戦略に適したフランチャイズ本部を選びましょう。
“売れる仕掛け”で
競合と差別化を図るなら
カジュアルイタリアンであるVANSANは、「低価格×お洒落」をコンセプトにし30代前半の女性やファミリー層から高い支持を得ています。 繰り返し来店することを促すリピート戦略を確立しており、季節ごとに新メニューやSNSでの話題性を高める「乗せ放題サービス」など、目を引くマーケティング戦略を展開しています。
この結果、2020年から2023年にかけての経済困難期でも売上成長率は261%に達し、店舗の拡大を続けています。
加盟金 | 330万円(税込) |
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保証金 | 100万円 |
店舗数 | 80店舗(2023年12月時点) |
既存店舗を活かしつつ
メニューを展開するなら
BIGOLIは、メニューのみをフランチャイズとして提供する「メニューライセンス」を提供しており、初期費用を大きく抑えて加盟が可能です。このライセンスは、保証金やロイヤリティの負担が一切ないため、既存の飲食店がそのままBIGOLIのメニューを導入し、ビジネスとして展開することが可能です。
特にコロナ禍で収益が減少した店舗がランチタイムの戦略として導入し、業績回復を果たした例も見られます。
初期費用 | 140万~200万(税不明) |
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保証金 | 記載なし |
店舗数 | 22店舗(2023年12月時点) |
流行に合わせた店舗展開で
幅広く集客するなら
焼肉くるとんは、豊富な野菜で肉を包んで楽しむというコンセプトの韓国料理店です。 インフルエンサーを起用したSNS戦略による集客も実現可能としています。また、お子様メニューやデザート、豊富なドリンクを取り揃えており、幅広いターゲット層の獲得に繋がっています。
韓国ブームは「第5次韓流ブーム」と言われるほど根強く、流行りに合わせた店舗展開で、早期の売上アップを見込めます。
加盟金 | 記載なし |
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保証金 | 記載なし |
店舗数 | 5店舗(2023年12月時点) |
2023年9月22日時点、Google検索にて「レストラン フランチャイズ」と検索し、表示された54社を調査。フランチャイズ事業の業績がアップしたと記載があった(2023年12月調査時点)フランチャイズ本部は3社のみでした。